ボジョアが選ばれる理由

ボジョアが選ばれる理由

木の選定
ヴォイシング
シングル・スキャロップド・Xブレイシング
アディロンダック・スプルース・ブレイシング
デタッチャブル・ネック
ダブルアクション・トラスロッド
サテン・ネックフィニッシュ
革新的技術,Aged Toneギター
素晴らしいチーム
工房でのDana

1.木の選定

私たちのギターに使う材料は,私が直々に選定を行います.木材は基本的に見た目をもとにして格付けされ,価格がつけられるので,一番きれいで高級な材料を購入するだけでは不十分なのです.トリックのタネは,ギターを組み上げる前にどの木材がいい音になりそうかを知ることです.木材を見た目で格付けしたあと,私は木材をひとつずつタッピングし,曲げてみて,注意深くそれぞれのクオリティを確認していきます.
フィンガースタイル向けの材料もあれば,ドレッドノート向きの材料もあり,メイプルバックで真価を発揮するトップ材があれば,マホガニーではさほど,という材料もあります.その違いを聞き分けるのが我々の仕事なのです.

2.ヴォイシング

私たちがギター作りで最も重要視するのは,どのようにギターが鳴るかということです.一つとして同じ材料はありません.重さであったり,縦・横への耐久性,音響特性まで,それぞれに異なるのです.Bourgeoisギターは,製作の過程で3段階のヴォイシングを経ます.まず,材料の強さと重さに応じてトップとバックの厚みを決定します.その後ブレイシングを施し,そのトップに対してより明瞭なサウンドを実現できるブレイシングに調整していきます.
私はブレイシングを,音の高さを変えられる小さなマリンバの鍵盤のように理解しています.板を特定の場所に備えつけることによりチューニングするような感覚で,ブレイシング上をタップしてその反響を聞き,それぞれのブレイシングの高さ,厚さ,長さを調整していきます.この段階をきちんと行っていけば,端から端まで,どの音もバランスのとれた音色になるはずです.トップとバックがサイド材を介して接着されると,今度はトップとバックの材の厚みをサンディングによって仕上げていきます.この最後の段階を適切に済ませれば,木材とボディ内の空気は共鳴を増幅し,ギターはよりパワフルになるでしょう.私のヴォイシングのプロセスについてより詳しく知りたい方は,トップヴォイシングの動画がありますので参考にしてください.

3.シングル・スキャロップド・Xブレイシング

かなり前のことになりますが,私がOMを作り始めた頃は,OMモデルのもつバランスのとれた,明瞭な,歌うかのようなきらびやかな音色に夢中になったものです.それから何年間かは,より大きなボディをもつギターを鳴らすような工夫をしていきました.ドレッドノートは自然としっかりとした低音がレスポンシブに出てきますが,高音域で同様の存在感が出ている個体はめったにありません.
私は高音域をより強調するために,Xブレイシングの低音側を削る必要があることを悟りました.Bryan Suttonのようなプレイヤーともなると,指板上にある音はすべて使うといっても過言ではありませんから,すべての音がしっかりと鳴るということは非常に重要な問題であるわけです.このことから,私たちのギターではOMを除いたすべてのモデルでこのブレイシングパターンを用いています.

4.アディロンダック・スプルース・ブレイシング

ブレイシングは外からは見えないながらもトップ材の半分を占める領域です.どの種類のトップ材であっても,私たちはスプルースの中でも最も強靭なアディロンダック・スプルースを用いたブレイシングによってトップ材を強化しています.アディロンダック・ブレイシングだけを用いるメーカーは多くはありません.しかし,私たちはトップだけでなく,バックにもアディロンダック・ブレイシングを施します.

5.デタッチャブル・ネック

Norman Blakeはかつてこう言いました.「トップが膨らまないギターを信用するな」と.永久にトップが膨らまないギターを作ることは可能ですが,そのギターを演奏するのが楽しいとは思いません.膨らむことは問題ではないのです.問題は,ブリッジと弦を介してテンションでトップが引き伸ばされ,ついにはネックリセットが必要な状況にまで至ることです.どんなトップ材であっても,パフォーマンス性の良さを考慮したものであればその生涯に何度かはネックリセットが必要なものです.私たちは,他のメーカーのギターよりネックリセットが少なくて済むなんてことを言うつもりはありません(前項のシングル・スキャロップド・Xブレイシングを見てもおわかりかとは思います).しかし,Bourgeoisを買ったあなたの孫の世代は,ネックリセットが簡単なデタッチャブル・ネックに喜ぶことでしょう.
ところで,ダブテイルジョイントのネックの方がボルトオンのネックよりも音がいいという都市伝説がまことしやかに言われます.もしその違いを聞き分けられたなら,あなたはRicky Skaggsよりもいい耳をお持ちなんでしょう.何が要点かといえば,ソリッドなネックの接着なのですから,それがボルトであろうが接着剤であろうが変わらないことです.どれほど多くのメーカーがボルトオンネックを採用しているか知ったらあなたは驚くでしょう.

6.ダブルアクション・トラスロッド

トラスロッドはギターのサウンドに影響するといえます.Bourgeoisのギターに使用されているトラスロッドは,高密度でU字型の鉄からできています.これは重さや材料の構成からいうと,プリウォーのMartinのTバーと非常に似ているものなのです.不幸にもTバーはアジャスタブルではありませんが.1.5回転ものトラスロッドの調整をするということは稀かもしれませんが,逆反りを修正するのであれば,あるに越したことはないでしょう.また,いつかリフレットに出すときになって,リフレットする人は非常にやりやすいはずです.

7.サテン・ネックフィニッシュ

一般的には,私たちはネックにはサテンフィニッシュを用います.サテン仕上げはグロス仕上げよりも表面張力が小さいため,演奏の際に手とネックの間で無駄に力を入れずに済みます.演奏にともなっていつか磨かれてつやが出てきたとしても,化学的な成分の違いによって摩擦はグロス仕上げよりずっと少なくて済みます.ヘッドストックの前面には今もグロス仕上げを用いていますが,ボディと同様に磨くだけです.Bourgeoisのロゴがよく見えますからね.

8.革新的技術,Aged Toneギター

Aged Tone仕上げを施されたトップは,過去数十年で見てきたギター製作の進化の中で最も重大なものですが,この新しいギターは,トップ材が変わったということだけにとどまりません.この加工が施されたアディロンダック・スプルースはもはや新たなトーンウッドです.あとはあなたがこれで何をするかが問題です.私が求める振動を実現するため,ヴォイシングに対するアプローチを修正し,全く新たな塗装の方法を生み出しました.それらを組み合わせた結果,もはやヴィンテージギターの単なる代用ではなくなり,人々はこれが施されていないギターを弾くことをやめるといえるほどのものが出来上がりました.そのギターは完全に新品ではありますが,部分的に経年しているという,全く異なる圧倒的なサウンドをもっています.このギターを使ってアーティストたちが今までとどんな違うことをしてくれるのか,聞くのが待ちきれません」とBourgeoisは話します.

9.素晴らしいチーム

Bourgeoisの工房は私と10人の職人からなります.彼らのほとんどは私と何年も一緒に仕事をしています.このチームは,私が今まで組んだどのチームよりも腕利きです.その結果,今日のBourgeoisのギターは他のほとんどの工房よりもハンドメイドでの製作が可能なのです.もちろん,私が今まで作ったギターよりもはるかに高品質だとお約束します.

10.工房でのDana

誰だったか以前に,Bourgeoisギターで,私が直接手を入れた楽器を見分ける方法があるかと聞いてきた人がいました.私の名前がヘッドストックにあるギターは,私の手でメイン州で作られたものであり,また間接的にそれを作ったものです.すなわち,私はいつでもフルタイムで工房で仕事をしていますから,Bourgeoisの名をもギターはどれでもすべて私の手が入っているものだと自信をもって言えます.